弊社の主力製品であるVVF、これが何の略称かご存知でしょうか?
VVFは、日本語では「600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形」と呼び、
V⇒Vinyl insulated、V⇒Vinyl sheathed、F⇒Flat-type cableの略称です。
このように、電線の中には製品の絶縁体・シースの材料や構造に応じた
名称になっているものが多数ございます。
例えばエコケーブルは、EM EEF/Fが正式名称になりますが、
これは日本語では「600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形」と呼び、
EM⇒Eco-Material、E⇒polyEthylene insulated、E⇒polyEthylene sheathed、F⇒ Flat-type cable、/F⇒Flame-retardant
の略称です。
その他の弊社製品でも、
CVFは「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル平型」で
C⇒Cross-linked polyethylene insulated、V⇒Vinyl sheathed、F⇒Flat-type cableの略称です。
ただし、すべての製品の日本語名称と英語記号が一致しているわけではありません。
例えばVCTF / VCTFKは日本語では「ビニルキャブタイヤコード丸型 / ビニルキャブタイヤコード長円形」ですが、
V⇒ Vinyl、CT⇒CabTyre、F⇒Flexible、K⇒Koban(小判型)の略称になり、若干差異があります。
小判型というのが日本の電線という感じがして面白いと思いませんか?
また、弊社製品のYCTは、日本語では「電子ボタン電話線」と呼びますが、
Y⇒YASAKA C⇒Computer T⇒Telephoneの略称になっており、
日本語の名称と英語記号が全く異なるものになります。
一口に電線の名称といっても様々なものがあり、非常に奥が深くなっております。